
大西祐次郎
「僕が会社を辞めたワケ」~会社に居られなくなった本当の理由
ばしんっ!
部長のデスクに辞表を叩きつけ、
『やめてやるよ!!こんな会社!』
な~んて啖呵を切ることもなく、する~っと穏便に会社を辞めたのが一昨年の10月。
「コロナ禍で独立??」
「勇気あるねぇ…」
「大丈夫なの??」
当時、いろいろな人から言われました。
そして今現在も、
「どうして会社を辞めようと思ったの?」
「辞める時に迷いはなかった?」
「その時の家族の反応は??」
などなど聞かれることもしばしば。
辞めたくて辞めたくて…
私はサラリーマンを辞めたくて仕方がなかったのです。
時代遅れの業態、頭の固い上司、向上心もなく挑戦もしない同僚、
機械的に与えられる仕事…。
どれもこれもがストレス。
この会社に私が居なければならない理由が一つもない。
たしかにそれなりのポストを与えられてはいたけれど、
私がやりたいことが自由にできるほど権限は与えられていなかった。
もっと出世して自分のアイデアを活かせれるようになればいいのかもしれませんが、
せっかちで飽き性な私には無理でした。
毎日毎日、これまでと同じ成長のない仕事にほとほと嫌気がさしていました。
会社を辞めるにあたっての不安?
私は逆に、そのままその会社に留まって、いたずらに時間を費やすことの方がよっぽど不安でした。
ですので、辞めると決めた時には全身が震えるほど嬉しかった。
これでやっと自由になれる!
ワクワクしかありませんでした。
思考停止状態の同僚たちからは
「大丈夫??」
「これからどうするの??」
どうするもこうするも自分の力で稼ぐに決まってる。
先に脱サラした仲間からは
「おめでとう!やっと大西祐次郎らしい仕事ができるな!」
と祝福の言葉。
この考え方の差が、一生人に使われる人間と、自分で自分の人生を切り開く人間の差なのだな。
家族の反応
「やっと会社をやめることができそうだ」
妻に話しました。
「収入は上がるの?下がるの?」
「上がるに決まってるだろ」
思春期の子供にはとりあえずすぐには話さず、タイミングを計っていました。
数日後、中学校から帰ってきた娘が
「お父さん!会社辞めたの??」
「なんでわかった?」
「先生がそう言ってた」
「そういえば学校の先生とFacebook友達だったなぁ^^」
「じゃあ、私、社長令嬢だね!」
「だな」
私が会社を辞めたワケ
私は常々思っていました。
自分で考え、自分の力で、自分の人生を切り開きたい…
その思いがどんどん強くなり、限界に達した。
その時、会社を辞めました。
